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「ニューヨーク恋物語 LOVE STORY IN NEW YORK」(淳子)

バブルの頂上に差し掛かった頃の海外の都市ニューヨークを舞台にした大人のシリアスなラブストーリードラマです。

日本中の消費意欲が旺盛だった頃の話です。
そしてその世代もアラフィーと呼ばれる世代に。
そしてその中から男性だけはなぜか「おっさんホイホイ」と呼ばれるようになっていた。

放映日は1988年10月13日~12月22日までのフジテレビ木曜劇場の午後10時枠にて。

翌年1989年には、三菱地所が約2000億円で購入したアメリカの象徴・ロックフェラー・センターを買い取ったのです。
そしてその買い取りこそ、日本のバブルの象徴とも言われました。
(一番下に第1話の動画をコソッと掲載しています)
桜田淳子さんの役どころは相川里美役。
神がかり的な演技を見せた淳子さんでした。

「今はウォールストリートでアシスタントディーラーだけど、ニューヨークというのは一発逆転ができるところなの」
「体売ったって、私は絶対にのし上がってやるワ!」
「チャンスは自分でつかむのよっ!」
(小林聡美さんが”やっぱり猫が好き”(フジ系深夜)の中でこのセリフの物真似をしきりにしていました。これが桜田淳子さんのWikipediaに書かれている、物真似の箇所となっております。たぶん書かれた方はよほど印象に残っていたものと思われます。)
「わかった!?坂入ちゃん」
日本人のための幼稚園の先生をやっていた純粋な真田広之(坂入正弘)さんを弄んでしまう。

「いつかは、絶対あそこに上がってみせる」
と言って、桜田淳子さんは涙ぐみながら、ハンバーガーをほおばる。
「私にはチャンスがないって言うの!?」
という淳子さんの台詞はあまりにも有名。

主人公は田村正和(田島雅之)さん。
ニューヨークで小さなバーを経営している。
裏社会にも通じている。
そんなところに日本人留学生の五十嵐いづみ(瀬尾さやか)さんと出会う。

一方もう一人の主人公である岸本加世子(芽野明子)さん。
桜田淳子(相川里美)さんの、いとこという設定。

岸本加世子(芽野明子)さんは日本で婚約者に裏切られたため傷心(ハートブレイク)のまま、いとこでニューヨークでディーラーをしている桜田淳子(相川里美)さんを訪ねる。

そして危険な男・田村正和(田島雅之)さんを桜田淳子(相川里美)さんを通じて知り合う。

里美「本当の気持ちを隠して、いい子にばっかりならないでよ、明子」
明子「……」
里美「それじゃ、坂入さんが可哀そうじゃないの!」
明子「……」
里美「あなたが好きなのは、あの男よ、明子」
明子「里美!」
里美「あなたは、あの男に会いたかったのよ」
明子「……」
里美「あの男にキスされたかったのよ!」
明子「……」
里美「あの男と寝たかったのよ!」
明子「里美っ!」
里美「だから、あの男のところに行ったのよ!」
明子「里美っ!!」
と、里美の頬を打つ。

ミステリアスな男、心優しき男、夢を探す男、そして、その頃の女性たちの新しい目標だったキャリアを重ねた女、男と対等以上の地位を必死につかもうとした女、恋に破れ傷心を癒すためにニューヨークに来た、男が3人、女が5人、合計男女8人の愛のアラベスク。

主題歌は、あの井上陽水さんの「リバーサイドホテル」。

この動画は第10回「自由の女神」のオープニング部分。
サングラスを取ってイエローキャブに乗り込む淳子さんが、ご覧になれます。
貴重な動画を有り難うございます。
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残念ながらこの「ニューヨーク恋物語」はDVD化もビデオ化もされておりません。

2007年にスカパーで放送されたという記録がございますが、その後はなしのつぶて。
脚本の鎌田敏夫さんの書いた「ニューヨーク恋物語」は今でも「お宝本」となっています。
復刊ドットコムでも復刊リクエストの高い本です。

その後「ニューヨーク恋物語 LOVE STORY IN NEW YORK」は1990年に「ニューヨーク恋物語2 男と女」としてリニューアル放映されましたが、前作の続編ではありません。

続編は2004年3月30日に放映された「新ニューヨーク恋物語」です。

当たり前の話ですが、桜田淳子さんは出演しておりません。

尚、竹内結子さん出演の「新ニューヨーク恋物語」は動画サイトなどにアップされております。
一応このサイトは桜田淳子さんのサイトになりますので、ご覧になりたい方は、検索エンジンなどでお調べ下さい。

【簡単な解説】
当時はミスキャストのオンパレードと言われたこの「ニューヨーク恋物語」。
そして台詞のミスマッチとも言われました。

しかしそれらの沢山のミスを上手に人々の心に取り込みながら、逆利用してきた『鎌田敏夫ワールド』の大勝利と言ってもいい心に深く残る作品でもあります。

理想と現実、天使と悪魔、そして憧れと醜さ、人間と人間、そして同じ日本人。
それらがすべてニューヨークで出会い、惹かれ、癒され、そして別れるドラマでもありました。

ニューヨークを舞台にして、日々の暮らしがややもすれば雑踏の中に消えてしまうかもしれない喧噪の中で
繰り広げられる人間模様を見事に描ききったと言っても過言ではありません。

第11話(最終回)で真田広之(坂入正弘)さんは桜田淳子(相川里美)さんに対して
「仕事を辞めてほしい」と告げます。

あっ、ダメダメそんなこと言っちゃあ。
そしてやっぱり桜田淳子(相川里美)さんは拒否。
ほらあ・・・・。だから言ったでしょ!
そんな複雑な気持ちを見ている人の心の中に抱かせる。

このあたりの台詞のもどかしさが妙に、引きつけられる魅力を醸し出しているんでしょうね。

主題歌の「リバーサイドホテル」でも聞きながら軽い気持ちで以下を読んでください。
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看護婦(現 看護士)だった岸本加世子(芽野明子)さん。
婚約破棄されて日本から逃げるようにニューヨークへと。
そして「私はニューヨークに遊びに来てるわけじゃないの」と言って憚らない従兄弟の桜田淳子(相川里美)さんの元へ。

この時点で桜田淳子(相川里美)さんと岸本加世子(芽野明子)さんの役柄を逆のポジションにした方がいいのでは?との主張が多かったような気がします。

しかし最初はソリが合わなかった「いとこ同士」の二人だったのですが、段々と最後の方では、お互いに好きな人と敢えて別れることで初めて気が合って、結果的には握手することになります。

第1話では桜田淳子(相川里美)さんは、顧客からロングアイランドの別荘に誘われており、肉体関係を持てば、トレーダーとしての地位を獲得できるという話に乗ってしまう。

そう、あの「チャンスは自分でつかむのよっ!」の場面である。
しかし最後の最後で、断る。そして殴られて戻ってくる
(このあたりは桜田淳子さんらしくてイイ)。

第2話では、桜田淳子(相川里美)さんの憧れのセールス・トレイダーでもあり、隣のビルの最上階で仕事をしているジーン・カートニーがインサイダー取引をしているという話を耳にする。

そしてそんな時に田村正和(田島雅之)さんから桜田淳子(相川里美)さんは電話を受ける。
ジーン・カートニーからの「インサイダーのことを公言しないように」とのメッセージを伝えられる。
しかしそれを桜田淳子(相川里美)さんは拒否する。

胡散臭い役柄を演じる田村正和(田島雅之)さんなのですが、岸本加世子(芽野明子)さんに「その時、その時で、女を利用すれば、それでいいと思ってるんですか!」とまで言わしめるのですが、最後は一文無しになってしまい、岸本加世子(芽野明子)さんのことが天使と思えるようになっていくのでした。

そして言い忘れてましたが、真田広之(坂入正弘)さんは桜田淳子(相川里美)さんに思いを寄せています。
しかし真田広之(坂入正弘)さんが一番何でも話し合えるのはのは、岸本加世子(芽野明子)さん。
何でも話せるのだから岸本加世子(芽野明子)さんが好きなんだと、無理やり自分を納得させている。
それが上の明子と里美の台詞。
第1話です。
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こちらが第1話パート2
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こちらが第1話パート3
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こちらが第1話パート4
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こちらが第1話パート5
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こちらが第1話パート6
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【その他桜田淳子さんの印象に残るドラマでの台詞】
「ほら、私は気軽な女だから」
「私は悪い女ですっ」
「大事なものに気づいた時には遅い」
「つっぱるなら最後までつっぱりなさいよ!」
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