SEO
box

初恋時代

当時人気絶頂だった「花の高二トリオ」だった森昌子さん・桜田淳子さん・山口百恵さんの3人娘を起用した1975年に東宝から公開された映画です。

レコード会社が3人とも違うため、ファンの声をよそに中々実現しなかった3人を起用した最初にして最後の映画となりました。

森昌子 (小田切ミドリ)
桜田淳子 (高木アカネ)
山口百恵 (津田アオイ)

その主題歌が「初恋時代」です。
You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

作詞は阿久悠さん。
作曲は都倉俊一さんです。

1番を森昌子さんが、2番を桜田淳子さんが、3番を山口百恵さんが歌い、サビの部分を3人で合唱するというものでした。

もちろん3人ともレコード会社が違うため、3人でのレコード化・CD化は未だに実現されておりませんが、各々のソロバージョンは各々のLP(復刻版CD)に収められています。
参考

◇森昌子さん   ホリプロ/徳間音楽工業
◇桜田淳子さん  サンミュージック/日本ビクター
◇山口百恵さん  ホリプロ/CBSソニー
だったため、本当にこの映画が出来上がるのには苦労があったようです。

また阿久悠さんとの確執があったと言われる山口百恵さんが初めて阿久悠作品を歌った最初で最後の曲です。

You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

ただ確執があったかどうかは、阿久悠物語での話がネタの出所となっているため、真偽のほどは甚だ疑わしいと言えます。
中学生でデビューした山口百恵さんが仮に「阿久悠作品は絶対に歌いたくない」といったところで、そんなことが簡単に通る世界だとはとても思えないからです。

小林亜星さんと阿久悠さんが対談した
阿久悠命の詩~ 『月刊you』とその時代(講談社)では

阿久悠 命の詩 ~『月刊you』とその時代~ 阿久悠 命の詩 ~『月刊you』とその時代~

清らかな厭世―言葉を失くした日本人へ 「企み」の仕事術 (男のVシリーズ) 生きっぱなしの記―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫) 歌謡曲の時代―歌もよう人もよう (新潮文庫) 夢を食った男たち―「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代 (文春文庫)
by G-Tools

阿久悠
いわゆる「中三トリオ」の中では、私は桜田淳子に関わることになりました。

小林亜星
山口百恵でも森昌子でもなく、淳子だったのには何か理由があったんですか。

阿久悠
たまたまです。お前、百恵と淳子とどっちに書く、と言われて淳子に手を挙げたというわけではないんです。
先に淳子に書き始めて、デビュー当時二人は似たようなタイプと言われていたから、じゃあ同じ作家がやらない方がいいだろうということでした。

との対談がございます(189ページより)。

また桜田淳子さんにとっても都倉俊一作品は初めての歌唱となった記念すべき作品です。
また阿久悠さんは1番・2番・3番ともにそれぞれの個性を考えて詩を書いたようです。

著作権の関係で歌詞をここに記載することはできませんが、下の動画を見て頂ければわかると思います。

ソロバージョンは、森昌子さんと山口百恵さんは同じホリプロだったので、映画と同じ高田弘氏編曲によるものでしたが、淳子さんのものは竜崎孝路氏編曲のものとなっております。

竜崎孝路氏と言えば「白い風よ」「十七の夏」「天使のくちびる」「ゆれてる私」などを担当された方でもあり、淳子さんの一番の黄金期の編曲を担当した方でもあり、「必殺シリーズ」の楽曲のほとんども担当していることで知られています。

だから淳子さんの歌った「初恋時代」は昌子さん・百恵さんのものとはガラリと違い、スローテンポから繰り出すリズム感のあるアレンジとなっており、それが淳子さんの個性とピッタリとフィットしているため、百恵ファンからも「淳子バージョンが一番イイなあ」という数多くの声が聞かれたものでした。

しかし一方で桜田淳子さんのパートである2番の歌詞部分を淳子さんは、かなりの思い入れを込めて歌っているのに対し、百恵さんはサラリと感情を込めずに歌っているので、「青い果実」や「ひと夏の経験」をイヤらしさを感じさせずに歌えたため、この「初恋時代」も百恵さん自身の歌い方がやっぱり一番だ、と強く主張する人もいます。

しかしいずれにしても素直に誉めるところは誉めるという百恵ファンの大人度に関しては、やはり脱帽です。結局は聞く人の好みの好き嫌いに行きつきますが。

しかししかし、確かに私自身もこの淳子さんが歌った「初恋時代」は、物凄く好きです。
You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video


ただ高田弘氏は「夏にご用心」「もう一度だけふり向いて」の編曲を担当していますが、高田弘氏が百恵さんと昌子さんの二人ともにアレンジしなければならなかったのに対し、竜崎孝路氏は淳子さんに集中すれば良かったことに起因する部分も大きいとは思います。

正直なところ、この3人娘の中では森昌子さんが歌唱力では抜きんでていると言われていましたし、実際にそれは疑う余地のないところなのです。

「涙の卒業式・出発」での「初恋時代」を見る限りでは、桜田淳子さんが一番下手なように思えますが、これは淳子さんの感情を込めて歌う歌い方がアレンジにマッチしていないだけで、これが淳子さんのCDソロ「初恋時代」を聞くとガラリと変わるんですよね。

淳子さんに合ったアレンジで歌い直せば、ここまで変われるものなんだあ~とミョーに感心します。

この動画の下部分に淳子バージョンが収録されているCD、そして一番下に山口百恵バージョンが収録されているCDを画像で掲載しております。
(百恵さんの画像をクリックすれば、商品情報のページに行きます)
You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

つまり淳子さんの良さを最大限に引き出すことに竜崎孝路氏が成功した証なのかもしれません。
昌子・百恵バージョンが春夏秋冬で言えば「春」で仕上がっているのに対して、淳子バージョンは「秋」で仕上がっています。

シットリとしながらも少し胸を打たれる曲となっています。
1曲だけのダウンロードに付いては、著作権の関係からか出来ないようです。
淳子バージョンが収録されているCDは次の2枚となります。
(画像をクリックすると商品詳細が表示されます)

そしてこれが2枚目です。
それにしても画像を大きくすると、少しクラリときますね。
思わず私もトップページの画像をこちらに張り替えました。
表情が物凄く、キレイです。

ちなみに山口百恵さんの「初恋時代」がソロバージョンで収録されているものは、この4枚です。

森昌子さんは「オリジナルアルバムⅢあの人の船行っちゃった」という1975年12月1日に発売されたLP(Tokuma : KC-8021)に収録されていますが、残念ながらCDでは復刻しておりません。

また阿久悠さんの「阿久悠を歌った100人「私の青い鳥」」にも「初恋時代」が収録されていますが、歌っているのは山口百恵さんとなっています。

発売元がビクターエンタテイメントなのに、少し不思議ですね。

ちなみにこちらが森昌子バージョンで、レコード盤のものになります。
(CD版は発売されていません)
You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

この記事を評価して下さいネ! 
box
この記事を読んでいる人は、こんな記事も読んでいます。